安心・安全な建物をつくる鉄筋工事

戸建て住宅の基礎から店舗、ビル・マンション、工場・倉庫、商業施設、橋梁など、あらゆるコンクリート製の建築物や構造物には鉄筋が不可欠です。鉄筋工事は、建物の骨組みとなる「鉄筋」を組み立て、建築物の強度を増し安全性を高めるためには欠かせない重要な役割を担っています。

京都市伏見区の金本鉄筋工業が、日々手掛けているのはそんな仕事です。竣工時に外部からは見えなくなる「鉄筋」。だからこそ、その役割の重要性を理解した鉄筋工たちが、ひとつひとつ心を込めた施工を徹底しています。

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私たちの手でつくる、建物の「こころ」

私たちは京都で学校や病院など、社会に必要とされる建物を造っています。
コンクリートはその内部に、鉄筋を配置することによってさらに強くなります。
建物を利用する人たちのを守るため、コンクリートを頑丈にする必要があるのです。
鉄筋は組み立てたあと、コンクリートに覆われ見えなくなります。
しかし目には見えないが、必ずその中に「正しく」存在する。
人に例えるなら、それは心のように。
鉄筋は建物の『こころ』だと信じて、私たちは日々施工しています。

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ハッカーと結束線

鉄筋工の唯一の商売道具といっても、過言ではないハッカー。
鉄筋と鉄筋が交差する箇所を、ハッカーを使い結束線で1箇所、1箇所と結束する。
どんな大きな建物でも、人の手による地道な積み重ねで、組み上がっていくのです。
鉄筋工が「職人」といわれる所以です。

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鉄筋工の仕事

鉄筋加工

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鉄筋を切断する者、曲げる者。加工場での作業は、加工機1台につき、ひとりでする作業が主です。一口に加工と言っても、その形は梁や柱など、建物の部位によって様々です。加工場では、職長が作った加工帳の寸法どおりに加工出来るよう、皆が黙々と集中して作業をしています。写真の鉄筋は、一体どの部位に使われると思いますか?

鉄筋組立

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加工された鉄筋は、現場に搬入され、私たちの手によって組立てていきます。まるで模型を組立てていくように。しかし、それは模型ではなく”本物”です。そして建てられた学校や病院は、それを必要とする人たちに利用されるのです。生きるため「労働」が、自分の知らないところで人の役に立っている。鉄筋工とは、そんな「仕事」です。